アニメ猫のアニメ日記

アニメに関しての情報を書き連ねていきます。

迷宮ブラックカンパニー 感想 社畜系アニメは受けるか


迷宮ブラックカンパニーを視聴したので、記録。

 

TVアニメ『迷宮ブラックカンパニー』公式サイト

迷宮ブラックカンパニー - Wikipedia 

 

内容は「社畜系ファンタジー」と銘打っているが、働きたくない不労所得で過ごしたい主人公、二宮キンジが、なぜか異世界に転移して、ブラック企業で働くことになるが、いろいろあって、出世していくという、異世界成功物語というところ。分類的には異世界ギャグアニメかな。

ネットでは、「異世界両津勘吉」とかいわれていた。確かに主人公の二宮のキャラはこち亀の両津みたいに、隙あれば自分の商売で大儲けを狙っては失敗するというパターン?が多かった。このアニメでは商売成功しちゃうからちょっと違うか。

ギャグ自体はいまどきのギャグアニメと比較するとそんなに鋭くないような気がするが、社畜とかブラック企業を戯画化して風刺している部分に共感する人もいるだろう。

絵柄とかキャラは、作画に力が入っているとはいいがたい作りになっていて、作画が危ない回もあったが、肩をはらずに楽しく笑ってみていられる作品である。

製作会社は SILVER LINK. - Wikipedia , シルバーリンクってのんのんびよりとか作っているが、軽い萌絵系アニメも作っている。

ブラック企業をネタにしているが、主人公の二宮の作った会社は成功するし、ブラックというようなほど過激に働いているわけでもないので、あんまりお話が深刻にはならなかったな。ギャグアニメだしね。

難を言えば、主人公の二宮は女性に興味がないのか恋愛話がほぼ出なかった。カワイイロリキャラは出演するもののあんまり深いからみがなく、演出は軽め。これがこの作品の雰囲気なのだがちょっともったいないような気もした。

社畜アニメと言えば、「はたらく細胞 BLACK」のほうもひたすら労働するアニメだったな。アニメ界では、社畜アニメとか仕事アニメを作ると、どうしても働くことを賛美する方向にいきやすい。アニメ業界は働かないと食っていけない業界だし、二宮のように「不労所得」で悠々自適な暮らし、っておそらく夢物語なんじゃないか?だからこそこんな社畜アニメとか仕事アニメは、気持ちが入ったものが作れそうな気がする