アニメを作るアニメを集めてみた。クリエイターを目指す人は見るべき、いやみてもクリエイターになれる保証はないが。
アニメーション制作進行くろみちゃん
アニメーション制作進行くろみちゃん - アニヲタWiki(仮) - atwiki(アットウィキ)
アニメーションの制作進行を主人公とした作品。2001年と2004年作。大地丙太郎監督。夢を抱いて入社したアニメ制作会社は、とんでもない職場だった。入社して即制作進行をまかされちゃうくろみちゃんの苦労をアニメで描く。有名アニメーターも出演している。
この作品はニコニコ動画で視聴できる。
アニメーション制作進行くろみちゃん 1/3 - ニコニコ動画
今でいうとブラックなアニメ制作だけど、なぜか笑える。これを作った大地丙太郎監督エライな。
SHIROBAKO
架空の「武蔵野アニメーション」を舞台にアニメ作りの苦労を描く。P.A.WORKS制作、水島努監督。劇場版も制作された。2014年。
アニメ制作についてよくわかるとかアニメ業界ネタが満載とか評判をとったが、「これはアニメ業界からみるとファンタジー」「社畜生産アニメ」などという批判もあった。
思えばいろんなネタを拾った。これはその一部。
アニメ「SHIROBAKO」のシナリオについてちょっとマメ知識 - Togetter
アニメ「SHIROBAKO」に触発されて「馬の作画」についてちょっと調べてみた - Togetter
映像研には手を出すな!
風変りな高校で女子高生がアニメを作る様子を描く。大童澄瞳原作、湯浅政明監督。2020年。
この作品については記事にしたばかり。
「映像研には手を出すな!」の情報やら感想など - アニメ猫のアニメ日記
映像研の場合、SHIROBAKOがアニメ業界の暗い部分も描くのに対し、映像研では暗い部分を描くことをせず、明るく創作する楽しさや創作することの意味について描いている。SHIROBAKOでも妄想的な部分はあったが、映像研では妄想要素がさらに強く、妄想満開と言える内容になっている。アニメ業界の暗いニュースが流れることに対しての、ある意味反発もあるんだろうか。
それが声優!
こちらは声優業界について描いている。2015年。GONZO制作。博史池畠監督。あさのますみ(浅野真澄)と 畑健二郎がタッグを組んで2011からスタートした、新人声優の成長を描く同人誌が原作。あさのますみは現役声優であり、実体験に基づいたエピソードがある。
妄想代理人 第10話「マロミまどろみ」
今敏が唯一手掛けたテレビアニメ作品「妄想代理人」。その第10話のみではあるが、主人公がアニメの制作進行であるエピソードがある。2004年。
ストーリーはこんな感じのお話ですね。
妄想代理人(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ (3/13) | RENOTE [リノート]
今敏らしいといえる妄想と夢と現実の区別がつかなくなるような展開。パプリカに似ているかも。
上記の作品群を見て思うけど、アニメ制作にかかわる人は妄想家だったり夢想家だったりと想像力が強いのではないか。夢を描く仕事だからそりゃそうか。