アニメ猫のアニメ日記

アニメに関しての情報を書き連ねていきます。

神回だった「無職転生」の第17話と第18話 その魅力の秘密を探る


f:id:bdek3712:20211126235613j:plain

アニメ「無職転生」の第18話と第17話が神回であるとネットで話題になっていた。

第17話の評判 →

【神回】「無職転生」17話が完成度高すぎて感動、全世界から注目されてヤバいwww - YouTube

第18話 → 

【号泣の神回】『無職転生』が神回記録を更新! 家族愛で涙腺崩壊しました【無職転生 18話感想】 - YouTube

ネットでは親子の関係が回復する泣ける展開が感動を呼んだことで話題になった。ここでは今期(2021年10月-12月)の覇権アニメといわれる無職転生の魅力について解説してみる。

家族の再生を描いて神回

第17話は、前回で殴り合いのケンカをルーデウスと父・パウロがやってしまった後の仲直りのお話。家族を必死で探すが見つからず精神的にまいってしまい、酒浸りのパウロがせっかく再会したルーデウスに暴言を吐いて殴り合いした。その次の日に思い直したパウロがルーデウスを訪れて謝るのだった。ルーデウスは、前世での記憶を思い出し、前世では謝りにこなかった友人を思い出した。そして、ルーデウスは父のすべてを許して再会を喜ぶのだった。

第18話ではロキシーが両親と再会する回。ロキシーの出身の村では、通常の会話は年話で行うのだが、なぜかロキシーだけは生まれつき念話ができず、両親はロキシーとのコミュニケーションのためにわざわざ通常の言語(ここでは魔人語といっているが)を勉強するのだった。村の中では孤独なロキシーは成長すると、村を出てしまう。そして、数十年ぶりに村を訪れたロキシーは再び、念話ができないために孤独を感じるのだが、両親と会話することによって大切なことは言葉ではないと気付くのだった。

「家族」を描くことで神回を作った無職転生。最近のアニメは家族関係を描くことが少なかったり、描くことを避ける作品が多いなかでの新しい方向性じゃなかろうか。

泣ける話が多い無職転生、脚本とシリーズ構成がうまい

第17話、第18話の他にも、無職転生では視聴者を泣かせるようなお話が多い。原作にあるお話だけではなくて、アニオリで脚本の構成の工夫することで、泣けるエピソードを時々入れてくる。原作にあるエピソードをうまく切り貼りしたり、いらない部分を大きくカットしているらしい。脚本が優れているので、ルーデウスのゲスっぷりを打ち消してお話がいい感じになることが多いな。

アクションがいい、動画を丁寧に作っている

剣による戦闘だけではなくて格闘シーンも多いが、人物の動きが丁寧に描かれている。簡単に書くとこういう一言になるが、このアニメではシリーズを通じて、動画の質を維持しているのがすごい。まだ全話を放映しきってはいないが、この分だと最終話まで動画のレベルは維持されそうだ。また、風景もきれいに描写されて安定している。

キャラがいい、キャラが立っている

前世では無職で、ニートで引きこもりだったルーデウスが、転生後はかっこよく活躍している。まさしく異世界では本気を出した。他のキャラもおもしろいキャラがそろっている。スペルド族のルイジェルド、エリス、ロキシーなど魅力的なキャラが出演している。キャラデザなどもカワイイ。

これから

このまま第二期は無事に放映されそうだし、第三期が楽しみである。原作小説は現在25巻まで出ているので、原作が足りないということはない。