少子化はどんどん進行している。若者が少なくなっていくそうだ。
あと十年も立てば、1980年あたりの18歳以下の人数と比べて半分ぐらいになる。
そうすると何が起こるか?
たとえば学校やら大学がつぶれていく
探偵ファイル〜スパイ日記〜/『2018年、生き残る大学と滅ぶ大学』岡田斗司夫/岡田斗司夫
大学が潰れてていくだけなら、無関係の人も多い。アニメ業界の場合は?
若者が少なくなれば、それだけ視聴する子どもの数も減りグッズその他も売れる数は減るだろう。
アニメの作り方は、いよいよ子ども向けからオトナ向けにシフトしていくことになる。もう今だって十分大人向け(大人子ども?)になっているじゃないかと、ツッコミもいれたくなるが、これからいよいよ年齢層の高い部分に焦点をあわせた作品作りになっていくんじゃなかろうか?
たとえばシルバー世代向けアニメだって作られるかもしれない。思えば、ジ◯リはその尖兵なのかも。。
アニメ業界に入っていく人も減るだろうから、いよいよ新人が育たなくなるんじゃ?
今でさえ、新人が育たないと言われているが、18歳人口が減れば、当然入門する人も減るだろうから、アニメ業界に残って働く人も減るだろう。
アニメ業界はいよいよ高齢化して、みんな長く働かないといけなくなるのではないか?
他の産業だって労働人口が減るわけだから、働く人は長く働いたり、年齢が上の方まで働かないと足りなくなる状況になっていくだろうから、アニメ業界も同じだろうとは思うんだが。
ある意味、仕事の取り合いが減っていい部分もあるかもしれないが、あんまりリタイアして悠々自適ってことにはならないような予感がするなあ
さてアニメ業界はどうして破綻しない?
では何故アニメ業界は破綻しないのか?
他の業種では考えられないほどの人材の供給(過多)がアニメ業界を支えているといっていいかもしれません。
声優をも含めると毎年一万人以上もの人間がアニメ業界の門を叩き、安い賃金、長い拘束時間、無休の末殆どの人が去っていきます。ほんと超勿体ない。
アニメ業界は頭のよい者から辞めていくなんてとんでもない皮肉です。でも優秀な人、本当に去りますからね・・・。
本当ならとっくに破綻している状態。穴の開いたバケツ火消しているようなものですよ。
早い話、辞める人が多いものの、入ってくる人も多いので、わずかな人数でも残って活躍する人がいればいい。という状態だった。
この状態が、少子化が進行しても続けられるのだろうか?