アニメ猫のアニメ日記

アニメに関しての情報を書き連ねていきます。

「月とライカと吸血姫」惜しい所もあるが、ファンタジー好きには勧めたい作品


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基本情報

TVアニメ「月とライカと吸血姫」公式サイト

月とライカと吸血姫 - Wikipedia

ラノベ原作の作品であるが、最近流行の転生物ではなく、米ソ冷戦時代をモデルにした、宇宙開発初期の恋愛物語。新しい感覚のラノベ系アニメといえるかも。

あらすじ

1960年代、世界を二つに分けた冷戦の真っただ中で、米国とソ連をモデルにした架空の国で、宇宙開発競争が行われていた。旧ソ連のようなツィルニトラ共和国では、宇宙に最初にライカという名前の実験用の犬を飛び出させることに成功していた。次の目標として人間を宇宙に飛び出させることになったが、宇宙船の信頼性はまだまだ低く、宇宙飛行士が死亡する危険性があった。そこで、実験動物として、吸血鬼の一族であるイリナを最初の飛行士として訓練することになった。そして、イリナの訓練の教官として、指名されたのが同じ宇宙飛行士のレフだった。イリナの宇宙に向けての厳しい訓練が始まる。しかしイリナがもし宇宙に行けたとしても、その業績は発表されることはなく極秘事項として秘匿され、イリナは歴史から抹消される予定なのだった。

ノスフェラトゥ」って何?

タイトルでは、吸血姫をノスフェラトゥ(Nosferatu )と読ませていたが、通常は吸血鬼全体のことを指す言葉らしい。

ストーリー展開と脚本

ストーリーや脚本的には、通常のラノベ原作のアニメと異なり、バトル展開やハーレム展開などにはならず、宇宙開発初期の物語とからめたイリナとレブの淡い恋物語が主軸で、前半は、宇宙へ脱出までが山場になる。後半はイリナがはたして「処分」されて消されてしまうのか、レフとイリナの関係がどうなるのかが焦点になる。

激しいバトルとかもなく、宇宙船の打ち上げが成功するかどうかぐらいしか緊張要素がないので、見どころはレフとイリナが徐々に仲良くなっていく過程を描いていくところとか、ロシアの風土を描いたりする所や、宇宙開発初期の様子あたりだろうか。

なお、原作者の牧野圭祐がアニメのシリーズ構成と一部脚本も担当している。

ストーリー的には中盤以降にちょっとお話が退屈なのが惜しい、惜しい

イリナの目的である宇宙への脱出が成功し、無事帰還できたことで、目的が達成され、イリナはやることがなくなってしまう。物語としてはここで終わってもいいぐらいで、本来なら映画のサイズ、おおよそアニメ6話分ぐらいまでの尺で終了するとちょうどいいストーリーだった。なので、中盤からはちょっと付けたし感があり、緊張感がうすれてしまう。

この後半部分のストーリー展開が惜しいといえる。

また、イリナは吸血鬼という設定だが、この設定はほぼストーリーとは関係なくイリナは吸血鬼の特殊能力を発揮することはない。宇宙飛行士としての運動能力の高さはあるものの、吸血鬼であることと特に関係しているわけでもなさそうだ。であるので、設定上、吸血鬼はあんまり関係ないみたいだ。

最終回で盛り上がる

最終回は、レフが「人類最初の宇宙飛行士」として世界に発表されるなか、イリナが駆けつけることで、イリナは処分を免れて、物語は大団円となる。本来なら、秘密を暴露してしまうことで、処罰を受けるのが普通のあの国で、無理やりハッピーエンドになったので、拍子抜けというか意外な展開だけども、強引に感動の最終回となった。

アニメ製作スタジオはアルボアニメーション

アルボアニメーション - Wikipedia

ここは、2017年設立の新しいスタジオで、テレビアニメはこれで2作目かな。

監督は横山彰利さんで、いままで「Cutie Honey Universe 」「フォトカノ 」などを監督。イリナ役には林原めぐみさんを起用。年齢層が上の方には刺さったのではないだろうか。

絵的な見どころはきれいなキャラデザやキレイな絵やロシアのちょっとした風物とか

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イリナの瞳は力を入れてキレイに描かれていた

あまりアクションはないものの、キャラクターはきれいに描かれていた。イリナの眼など特に力が入っていた。また、イリナのスケートシーンなど、ファンタジックな雰囲気を盛り上げるのに貢献していた。

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イリナが息抜きで凍った湖でスケートを楽しむシーン

OPで使われている言語はロシア語ではない?

オープニング映像や公式サイトには何かロシア語っぽいアルファベットが使用されているが、よくよくみるとロシア語のアルファベットのキリル文字ではない。単語も異なっているので、おそらくは英語のアルファベットを改変した、この世界の独自言語だろうか。

主題歌

オープニングテーマ曲は、ALI PROJECTの「緋ノ月」。主題歌としては盛り上げる系ではなく、運命を語るかのような徐々に盛り上げていくファンタジックな曲になっている。

エンディングテーマ曲はChimaによる「ありふれたいつか」。恋のお話にふさわしいやさしい楽曲になっている。

どんな人に向いているか?

宇宙開発が好きな人、特に初期の宇宙開発にくわしい人や、ロシアの文化や歴史が好きな人は楽しんで見れるのではないか。または、淡い恋愛ものが好きな人にもいいかもしれない。ファンタジックな恋愛ものが好きな人にはお勧めの作品である。

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