昨日は創作理論について簡単に紹介しました。
そもそも創作理論というか、ストーリーを作るためのノウハウ本や理論は山ほどあります。これは映画や演劇の世界で培われたものです。
ちょっとしらべただけでもこんなに「どのようにストーリーを作ったらよいか」の指南本があります。
しかし、このような本で学べるのはノウハウであって、どうして人々は物語を紡ぐのか?とかどのような物語を作るべきかは教えてくれないでしょう。
また、ノウハウだけではストーリーが作れるとも思えません。
創作理論は古くからあるものもありますが、近年のデータ分析技術を使い、エモーショナルアーク(感情曲線)という概念を使って、多数のストーリーから成功するストーリーのパターンを見つけようとする研究が前回紹介したものでした。
こちらの記事にもさらに詳しく他の論文も掲載されています。
感情がどのように動くのか?について着目してストーリーをおおざっぱに分類することでストーリー展開についての理解を深めようとする考えです。この理論がストーリー製作に実際に役立つのか、まだ調べていませんが、私はこれは逆に観客がどのようなストーリーが好きであるのかを理解するためにも使えるだろうなと思いました。