アニメ猫のアニメ日記

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鬼滅の刃 遊郭編第10話「絶対諦めない」アニメ史に残る名シーン、戦闘シーン ついに鬼を倒した!


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鬼滅の刃 遊郭編 第9話「上弦の鬼を倒したら」相変わらず神作画の戦闘シーン!ド迫力シーンの連続!絶望の鬼殺隊! - アニメ猫のアニメ日記

宇随は腕を斬られて死亡。伊之助は背中から刺されて致命傷。そして炭治郎は善逸に庇われて下に落下。建物は壊滅して善逸は下敷きに。絶望の中で気を失う炭治郎。

自らを責める炭治郎。炭治郎を励ます禰豆子

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「みんな、ごめん、ごめん、禰豆子」「あやまらないで、おにいちゃん、おにいちゃん、どうしていつも謝るの?貧しかったら不幸なの?きれいな着物を着れなかったらかわいそうなの?そんなに誰かのせいにしたいの?お父さんが病気で死んだのも悪いことみたい。精一杯がんばってもだめだったんだからしかたないじゃない。人間なんだから誰でも何でも思い道理にはいかないわ。幸せかどうかは自分で決める。大切なのは今なんだよ。前を向こう。一緒にがんばろうよ。戦おう!謝ったりしないで!おにいちゃんならわかってよ、私の気持ちを!わかってよ!」「昔の夢か、俺は?」

炎の海と変わり果てていた遊郭の中で目覚めた炭治郎は禰豆子の無事をみて、感謝する。禰豆子の言葉によって炭治郎は救われた。新しい力が湧いてきた。「俺は俺にできることをする」まだ諦めていない炭治郎。しかし、そこに現れた妓夫太郎。これは怖い。妓夫太郎は炭治郎を殺さない。炭治郎と話がしたいのだ。

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「何だ?お前まだ生きてんのか?運のいい奴だなあ。まあ、運がいい以外取り柄がねえんだろうなあ。かわいそうになあ。お前以外の奴はみんなもうダメだろうしなあ。」

まじかにいる妓夫太郎が話しかけてくるが炭治郎は何もできない。周りが炎に包まれている中、妓夫太郎と炭治郎のふたりだけである。少し離れて堕姫が見つめている。これは絶望感を感じる状況だ。妓夫太郎は他の者にもトドメを刺さずに放置している。できるだけ苦しめておきたいらしい。

「みっともねえなあ。みっともねえなあ。お前らほんとにみっともねえなあ。特にお前は格別だ。お前の背負っている箱からはみ出しているのは血縁だな?わかるぜい、鬼になってても血が近いのは。そりゃあ、姉か?妹か?」「なんで俺を殺さない?何だ?腕が痺れてる。まだ力が入らない。今首を狙っても斬れない」「禰豆子は俺の妹だ」「ハハ、やっぱりそうか。みっともねえなあ、お前、全然妹を守れてないじゃねえか。まあ仕方ねえか。お前は人間、妹は鬼だしなあ。鬼の妹よりも弱いのは当然だがそれにしてもみっともねえ。兄貴だったらよう、妹に守られんじゃなく守ってやれよなあ。しっかりとこの手でよう」

妓夫太郎は炭治郎の指をへし折る!妓夫太郎は炭治郎をなぶり殺すつもりである。妓夫太郎は弱い兄貴が嫌いである。強い兄貴で妹を守ることに存在意義がある妓夫太郎だからこそ弱い兄貴が許せない。かつて妹を守れなかった妓夫太郎は炭治郎をすぐに殺すことができない。

「なあ、おい、今どんな気持ちだ?ひとりだけみっともなく生き残って頼みの綱の妹はほとんど力を使い果たしてるぜ。なあ、虫けら、ボンクラ、のろまのふぬけ、役立たず、何で生まれてきたんだお前は。どうする?弱い弱いみっともねえ人間の体で俺の首を斬って見ろ、さあ!さあ!さあ!」

かつては自分が言われたであろう罵倒の言葉を妓夫太郎は炭治郎に投げつける。

ここまでなじり、罵倒され絶望的状況でも炭治郎は諦めていない。

炭治郎は禰豆子の箱を抱えて走り出す。その途中で炭治郎は何かを拾いあげている。おそらく雛鶴が放った毒入りのクナイである。もうなりふり構っていられない炭治郎は最後の作戦を実行する。

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逃げる途中で何かを拾っている炭治郎

逃げ出したと思われた炭治郎をみて妓夫太郎は

「そうか、そうか、土壇場で心が折れたか!」「みっともねえなあ。本当にみっともねえ!お前ほどみっともねい奴は見たことねえ」

迫ってくる妓夫太郎に炭治郎は、落ちていた匂い袋を投げつける。ここらへんは原作よりわかりやすくなっておりアニメオリジナルの補足シーンである。

「みっともねえが、俺は嫌いじゃねえ。俺はみじめでみっともなくて汚いものが好きだだからなあ。お前の額の汚い傷、いいなあ。愛着がわくなあ。そうだ!お前も鬼になったらどうだ?妹のためにも!そうだ、そうだ!それがいい!鬼になったら助けてやるよ。仲間だからな!そうじゃなきゃ妹もブチ殺すぞ。他人の妹なんて心底どうでもいいからな」「ヤダ、おにいちゃん、やめてよ!!あたし絶対イヤだからね!」

堕姫は自分より強い禰豆子が仲間になるのはイヤでたまらないのだろう。妓夫太郎が炭治郎を殺さなかったのは鬼にするつもりもあったのかもしれない。鬼は常に新しい鬼をリクルートしている。鬼は常時、新規募集中なのだ。

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堕姫は炭治郎と禰豆子が仲間になるのはイヤである

上をあおぐ炭治郎。「くやしいんだな。自分の弱さが。人は嘆くとき天を仰ぐんだぜ。涙があふれねえようになあ」「俺は、俺は、準備してたんだ」

炭治郎は妓夫太郎に頭突きをかます!炭治郎には鬼になるつもりなどない!

「やけくそで頭突きかよ。効かねえよこんな、、体が?うまく?」「おにいちゃん、何してるの?はやく立って」「おかしい?たかが人間の頭突きだぞ?う?クナイ!頭突きと同時に刺された!このガキ逃げる振りしてこれを取りに言ってやがったな!瓦礫といっしょに遊女の香袋をばらまいてクナイの毒の匂いを隠した!こいつ!こいつ!弱いくせに!人間のくせに!これだけボロボロになっておいて、これだけ力の差をみせたのに一人きりでなぜ諦めない?なぜ折れない?俺を倒そうとする意志が!なぜブレない!」

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肩を斬られ左手は剣に結び、右手の指を二本へし折られてもなお、炭治郎は剣を振るって妓夫太郎の首を斬りにいく!

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堕姫の「おにいちゃん」という呼びかけは、炭治郎に禰豆子の「おにいちゃん」という呼びかけを思い出させる。一瞬、妓夫太郎の首が自分の首に見える炭治郎。炭治郎は妓夫太郎と堕姫が兄妹であることに気が付いたのだ。何かの運命が違っていたら、もしかしたら自分も鬼になっていたかもしれない。

「その境遇はいつだって、一つ違えば、いつか自分自身がそうなっていたかもしれない状況。俺は運よく人間でいられたけど二人とも鬼になっていた未来もあったかもしれない。もし、俺が鬼に落ちたとしても鬼殺隊の誰かが俺の首を斬ってくれるはず」

妓夫太郎を助けに入ろうとする堕姫を妨害するのは善逸の刀!

「こいつあの瓦礫から抜けやがった!どけ、ブサイク!」「雷の呼吸 壱ノ型」「あんたの技の速度はわかってんのよ!何度も見てるからね!」「霹靂一線・神速!」「速い!き、斬られかけてる!まずい、こいつがこれほど動けるとは!」「斬れろ!斬れろ!ふりぬけ!霹靂の神速は二回しか使えない。足がダメになる。瓦礫から抜けるために一度使っていて後がない。そして今以外、首を狙える機会は訪れない!炭治郎がこの千載一遇を作った!絶対に斬る!絶対に!」「クソ!斬れない!」

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しかし、妓夫太郎は必死の抵抗でクナイを引き抜き、血鬼術で炭治郎の刀をはね返す!毒を分解しながら炭治郎を攻撃していく。攻撃を受け流すことで精一杯の炭治郎だが、毒を分解しきった妓夫太郎の攻撃を喰らいそうになったその時、宇随が決死の形相で助けに入った!

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「死んでない!死んでなかった!こいつ!心臓は、そうか、筋肉で無理やりに心臓を止めてやがったな!そうすりゃ、毒のめぐりも一時的に止まる!」「宇随さん!」「譜面が完成した!勝ちにいくぞォオ!」「笑わせるな!」「読めてんだよ!てめえの汚い歌はよ!」「円斬旋回をすべて弾いた!」「すごい」「譜面だと?俺の血鬼術を曲にして弾きやがったのか!こいつ腕一本しかねえんだぞ!ありえねえだろうが!ふざけんよなあ!」

宇随は相手を分析して譜面とすることで、戦闘計算式を作り、攻撃に活用することができる。この譜面が完成したのだ。数字を叫びながら前進する宇随。激しい斬り合いを行う宇随と妓夫太郎!

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「すごい。互角だ!でもそれじゃ勝てない。宇随さんの方が先に限界がくる。その前にやらなければ!俺が斬るんだ!首を!」

宇随が妓夫太郎の左腕を斬る。がしかし、宇随も腹と顔を妓夫太郎に斬られてしまった!

「宇随さん!」「止まるなアアー!飛べェー!」「遅いんだよ。てめえはのろい。どれだけお膳立てされてもダメな奴はダメなんだよ!お終いだな。毒で死ぬぜ!」「斬る!首を斬る!」「諦めない!絶対に斬る!」「こいつ、まだ刀を振りやがる!バカが!さっきだって俺の首を斬れなかったくせになあ!」「腕の力だけじゃだめだ!全身の力で斬るんだ!頭のてっぺんからつま先まで使え!体の痛みはすべて忘れろ!喰らいつけ!渾身の一撃じゃ足りない!その百倍の力を捻りだせ!!うあァァァーー!」

炭治郎の額にはついに痣が発現した!

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善逸の力が付きようとしていた。

「もう、、力が」「あんたが私の首を斬るよりはやく、私があんたをこまぎりにするわよ!」

そこへ伊之助が乱入した!

「誰よこいつ、おにいちゃんが心臓を刺したのに」「俺の体の柔らかさを見くびんじゃねえ!内臓の位置をズラしたぜ!おちゃのこさいさいだぜ!険しい山で育った俺には毒も効かねえ!」「おにいちゃん、何とかしておにいちゃん!」「はやく!円斬旋回を!」

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ついに妓夫太郎と堕姫の首を斬った!勝利だ!

宇随の嫁達三人が眺めていたが、何か様子が変である。炭治郎がおかしい。炭治郎には毒が効いている。宇随が何か言っているが、炭治郎には聞こえない。「逃げろォォー」最後に妓夫太郎の円斬旋回がさく裂した!毒の血のカマが周辺一帯を破壊した!

炭治郎は死にかけてますが、禰豆子が大正こそこそ話でなぜか息抜き!

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炭治郎のお母さんは石頭だった!

炭治郎の石頭はお母さん譲りだったことが判明。お母さんは、野生のイノシシを頭突きで撃退したことがあるのだ!と禰豆子はお母さん自慢!禰豆子、炭治郎が死にかけているのにそんなことしてていいのか?

普段は出演しててもセリフがない禰豆子だが、今回はいっぱいセリフが、しかも重要なセリフを聞くことができた。最高のバトルシーンを最高作画で盛り立てた。BGMもエンディングを含めてまるで映画のような盛り上げ方だった。今回もまた、一本の映画をテレビアニメで見ているようなレベルの回である。遊郭編はアニメ史に残るレベルの作品となった。次回は遂に最終回。なんとも残念で惜しいというか待ち遠しい。