最高に動きまくるバトルアニメ「呪術廻戦」。
MAPPA製作のアクションアニメのなかでも最高傑作といえるアクション作画になっていると思うので、ここでちょこっとだけ見てみよう。
基本情報
原作
アニメ
ダークファンタジーバトルマンガと銘打っているが、内容的には、過去のジャンプマンガやダークファンタジー作品の集大成のような作りになっていて、設定やキャラ作りが過去の作品のオマージュやら、参考レベルやちょっとパクリっぽいキャラがいたりするような内容になっている。なので、ストーリーや構成ではそんなに新しいものは感じないのだが、アニメは徹底的にスタイリッシュに現代的に描かれ、特にアクションシーンにはいままでのテレビアニメの常識を覆すようなレベルの高い作画・動画となっている。なので、アクション好きな人や、動画の動きがたまらないという人には最高の作品である。
アクションシーンのほんのワンカットだけでもこれ
これは呪術廻戦第二話で、主人公・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)が呪いの一人、宿儺(スクナ)に変身し、呪術の教師・五条悟と戦うシーン。ホンの数秒の肉弾戦なのだが、スクナと五条のやりとりが、テレビアニメのカットとしては例外的にくわしく間を飛ばすことなく描かれている。
このカットでは、激しい動きにもかかわらず、視聴者が目で追えるような画像の描き方になっている。アニメにはフルアニメとリミテッドアニメという分類があるが、このアクションシーンに関してはまるでフルアニメーションのような動きをしているのである。おそらく厳密なフルアニメーションではないだろうが、この作品は全24話、ほぼ全話にアクションシーンがあり、かつほぼすべてのアクションがこの「目でアクションが追える」レベルで作画されていた。
このスクナと五条のバトルシーンでは、通常のテレビアニメでは飛ばしてしまって、その途中の「絵」は描かれないのが普通なのだが、ここでは描かれているのがわかるだろうか。このため、人物のすばやい動作がどのように動いているか、視聴者からみても目で追うことができるようになっている。アニメの動画の動きな人は、この作品の動きはたまらなく迫力のあるものに見えただろう。
カメラワークもうまい
このアニメでは、カメラワークも多用され、徐々によっていったりカメラが動いたりすることでアクションの迫力を強調していた。
どうでもいいかもしれないが
このキャラは五条悟というキャラで、呪術の先生で、普段は目を隠して、イザとなると目の覆いを取って全力の力を発動させるという設定である。このシーンのこのキャラ、思い出す人がいるのではないか。そうナルトのハタケカカシ先生である。あれ、同じじゃないかと思ったが、まあ同じジャンプマンガだし、よくある設定にみえるし、おもしろいからいいかww
このようにこのマンガではいろんなマンガから設定をもらっているらしいので、見つける楽しみもあるだろう。