時代劇の凋落のニュースがいろいろと流れている
放送枠が消滅し危機的状況の「時代劇」 原因は「役者」と指摘 - ライブドアニュース
松方弘樹が今の時代劇の様相を嘆く 「見てられない。酷い」 (1/2ページ) - 芸能 - ZAKZAK
これらを読みながら、アニメでの時代劇的な作品作りってありかな?と思った。
それというのも、「魔法科高校の劣等生」というアニメを見ていたら、昔やっていたはずの時代劇の「水戸黄門」とか「暴れん坊将軍」と同じような構図があることをみてとったからだ。
このアニメの設定は、主人公の生まれが超一流の財閥の御曹司であって、武道一流で、頭脳明晰で悪い敵はバッタバッタと切り捨てると言う勧善懲悪的なストーリー展開で、ワシからみるとなんとも水戸黄門様とか、暴れん坊将軍様みたいな痛快さを思い出しちゃうんである。
もう一つ、時代的的アニメとして「アカメが斬る!」がある。これはよく指摘されているけれど、昔の「必殺仕事人シリーズ」のアニメバージョンのような作りになっている。
このアニメは原作者「タカヒロ」が必殺シリーズが好きだということで、必殺シリーズのアニメ版を考えたということでいいだろう。
しかしながら、アカメが斬る!はディスク売上は
アカメが斬る! - アニメDVD・BD売り上げまとめwiki
3.5Kといまいち振るわない。評価サイトでの評判はマアマア、ぐらいんだんだけど、ディスクを買うほどのファンはそんなにいないのか。人がたくさん死ぬ作品なので避けられているのか、人物の掘り下げが甘いという所だろうか。
必殺シリーズのアニメ版ということで思い出したアニメ作品として「地獄少女」がある。
地獄少女は人気が高く、第三期まで制作された。しかしディスク販売はさほどでもないか。
地獄少女 - アニメDVD・BD売り上げまとめwiki 3K程度か
暗い内容といわれたもののファンは多かったようだ。
ちなみに魔法科高校の劣等生の売上は一万枚以上なので、売れた作品である。また、内容的にはSFかファンタジーに分類されるべき作品だが、内容的には明るい学園バトル・アクション物的ストーリーなので、時代劇ではない。
アカメが斬る!の内容はとにかくバトルとギャグの繰り返しであって、人が死ぬ所が悲しくなるから売りといえば売りなのか。
地獄少女はウツアニメと言われてはいたが、怨みを持つ人間を地獄へと送るワンパターンストーリーだった。
こうしてみると、アニメで時代劇的な世界を構築していくにしても、明るい作品とか人情劇的なもののほうが受ける、ような気がするな。
全体として歴史的には時代劇アニメは数的には多い。
でも、最近の作品で話題になったのは、銀魂ぐらいかな。
るろうに剣心は2001年か。