アニメ日記

アニメのおもしろさをデータで分析、おもしろくないアニメがどこかを分析して二度楽しむ 単純な感想だけじゃない視点を目指します。基本ネタバレサイトです ツイッター: @kekotaro1

キスから始まる恋愛もある?「桜Trick」の分析

桜Trick - Wikipedia 

(原作 タチ 監督・シリーズ構成 石倉賢一 アニメーション制作 スタジオディーン

を視聴。

百合日常系とみせかけてガチ百合入門作品 by animeneko - 桜Trick(テレビアニメ)【あにこれβ】

 やたらキスしまくるので話題となった作品。この作品でキス友とか

いう言葉が流行らなかったけ?

一般には日常系ドラマの中で女の子がキスしまくる作品という捉え方をされているようだけど、中身をよく見るとソフトレズと見せかけてのガチな百合への入門作品だった。

なぜか学校が共学の設定なのに登場する女子達は誰一人として、男子を相手にしていない。まったく男はスルー。男の子には目もくれていない。この設定もレズアニメの純度を上げることに役だっている。

メインカップルの二人は、「特別な関係」になるためにキスをする。やたらと場所を選ばず、キスをしまくる。教室で、学園祭の演劇鑑賞中に、体育の授業中に、公園で、とにかく隙があればキスをして、エロい気持ちになってハアハアいっている。このアニメの売りの一つはこのキスエロ場面である。キスの部分の作画には力が入っていてリアルで、声優の演技もリアル、効果音もリアル。。。つまり、この場面だけ取り上げるとガチなエロレズアニメなんである。

なのにキスカップルはあんまりシリアスな恋愛をしている自覚はない。第一話からキスしているのに相手がスキとかキライとかいわない。恋愛要素がないのか?と思わせる展開。最終話になってようやく、スキとかキライとかいう要素が入ってくる。キスして気持ちよくなる身体だけの関係なのかな?と思ったし、他の部分は通常の日常系アニメと呼ばれる、女の子一緒になってキャキャとやっている展開だから日常系かなと勘違いさせる。

本来の?というか厳密な歴史的定義ではガチ百合というのは女子同士でも恋愛感情がないと百合とは呼ばないそうだ。その定義からすると、このアニメは第一話の時点では特に恋愛感情が高まったからキスしたわけではないようなので、百合の定義には含まれない。
しかし、途中のお話でキスカップルは結婚の約束までするし、最終的には好きとか言い出すのでこれ、ガチ百合に入るよね。作品の中で日常を過ごすうちに恋愛感情まで高まったと説明できる。

ちなみにネタバレになるけど、原作では女の子同士のセックスシーンまで描かれているらしい。。やっぱりレズマンガだろうな。

レズとか百合とかが苦手な人は見ない方がいい作品

なお、背景とか演出がシャフトっぽいなと思っていたら、監督はシャフトで活躍した石倉賢一さん。「ひだまりスケッチ」などを作った人だね。
登場人物の頭髪が触覚のように動き、感情やらをピクピク動きながら表現したり、背景がパステル調やらスクリーントーンみたいだったりする。作画とかだけでも楽しめるかな。

売りはやはり女の子のカワイサとエロシーン、作画といった所かなあ。
物語的に分析すると、心切ない女の子の恋愛を描くには物足りないし、
日常系にしてはエロすぎるし、レズアニメにしてはドラマが足りない、というどこか中途半端な作品ではあった。

 この作品のディスク売上

桜Trick - アニメDVD・BD売り上げまとめwiki 

は2k程度と振るわない。

ワシの分析するところ、キスシーンをエロく描きすぎ、またオッパイを揺らしたり、太ももをエロく描いたりとアニメオリジナル部分が原作ファン離れをおこしたか?または、あんまり男性ファンを引きつけられなかったか?あるいはその両方ではないか?と読む。男性ファンを惹きつけるためのエロシーンが女性ファンに受け入れられなかったのではないか?男性向けに作りすぎたような気がする。

このアニメ作画は神なのだが、終始男性視点演出が多かったような気がする。

女性視点目線での演出の方が新しいファンを惹きつけられたんじゃないか?

この作品のコンセプトは「キスから始める恋愛」だった

このアニメを視聴して、気持ち悪いと指摘する人は、親友だったはずの女の子二人が、「特別な関係」になりたいとキスしてしまうところ。その時点では二人の間に恋愛感情はなく、「好き」とか告白するエピソードもない。かなり後のお話になって、結婚の約束とか、「好き」というお話が出てくる。つまりキスという行為が先にあって、やたらキスしながら付き合っていくうちに、「これは恋愛である」と気が付いていくというストーリー展開なのである。

このコンセプトというかこのアニメのおおまかな流れが理解できないと、最初の方のお話が「女友達なのにキスしまくっている関係」ということになり、気持ち悪さを醸しだしてしまう。ここをはっきりと打ち出してマーケティングしていかなかったことがこのアニメのディスク売上の不振につながったんじゃないか?

 『桜Trick』石倉賢一監督インタビュー「女の子同士、恋愛未満のキスシーン」(1/3) | 日本最大級を目指すアニメポータル「AniFav」 

このインタビューでもはっきりと「女の子同士、恋愛未満のキスシーン」と言っている。このことを前面に打ち出していかなかったためか、視聴者は混乱していた模様が感想サイトなどを読むと伺える。結果、エロシーンばかり印象に残ることになった。

もっとも「キスから始まる恋愛」といっても、それでも嫌がる人はいる。世の中には「身体のつながりから始まる恋愛」というケースも現実にはあるらしいが、ドラマのなかでは通常は徐々に親しくなってからキスが普通ではあるからね。

作画はとてもキレイだったね

失われた何か 「桜Trick」のシャフト的・ひだまりスケッチ感溢れる演出について 

シャフトっぽく、人物の髪の毛が触覚のように動くのはおもしろかった。

進撃の巨人神作画を担当した、江原康之さんもダンスの所作っていた

http://江原康之

進撃の巨人 11話 立体機動シーン 神作画 高画質 ‐ ニコニコ動画:GINZA